極縄 第六章 二宮和香

二宮和香。バイオリンを奏でる一方、格闘系映像にも出演していたりする美人女優。DVD 極縄 第六章でも、その素晴らしいボディーを惜しげもなくファンに与えてくれる。
そして緊縛世界でこの人ありの奈加あきらが、彼女のSM的美しさを引き出す。
二宮和香その1

冒頭の露天風呂でのシーンに引き込まれていく。彼女は縄師の前ですべてをさらけ出す。言葉では不要だ。自然音。その中で、体を縄に委ねる。
それにしても美しい。表情のある体だ。
二宮和香その2

静かな緊縛の時間が流れていったかと思うと、いっきに吊り上げていく。この静から動へのダイナミックな変化に心を奪われる。
二宮和香その3

そして、場面はいっきに滝に変わる。一人の美しい、被虐的な女性が大自然のパワーの前に対峙するとき、緊縛美と切ない気持ちがあふれ出る。
浄化されていく。同時に大地のエネルギーが彼女の中に注ぎ込まれる。それが強い欲望となって蓄積されていく。
二宮和香その4

彼女を捕まえてたっぷりとその欲望をさらけ出してあげたい。厳しい鞭を与えるのだ。うなる鞭を、滝のように浴びながら、彼女は熱くなっていく。
二宮和香その5

後半は座敷。鼻フックでブタ鼻にされて、奉仕をする。普通のフェラなど許されない。美しい顔を歪めながら、懸命にしゃぶり続ける。
二宮和香その6

火の付いた肉体は、しっかり縛り付けておかなければどうなってしまうかわからない。縄で縛り上げた電マを、恥ずかしい部分に押し当てる。たっぷり溜まった欲望が彼女を支配していく。
二宮和香その7

この作品を観ていると、緊縛の手順もよくわかるような気がしてくる。縄が女性を美しくしていく過程をしっかりととらえている。
縄がかかる瞬間、縄が足されている瞬間、そして縄師が離れていったあと、すっかり彼女は変わる。
二宮和香その9

緊縛と性愛。そのすべてがこの作品には静かな流れの中で表現されていく。
縄が彼女を変えていく。ほかのSM作品では見ることのできない表情をたっぷりと堪能することができる。

緊縛は、深い余韻とともに終焉を迎えていく。そしてまた、次はどう責めるか、それを考える楽しみがある。
二宮和香その10

この作品を観ると、緊縛には「美しさ・技術」と同時に、テクニックを越えたお互いの理解が必要なこともよくわかる。肌に食い込む縄。それに耐える心。抑えきれない欲望があふれ出す。その瞬間を目撃する上質の喜びがこの作品にはある。
(文=あんぷらぐど 荒縄工房主宰

作品紹介中の解説は筆者の主観にて記述しております。
本編とセリフの言い回しが違う場合があります。紹介させて頂いている画像順は、作品とは順番が違う場合があります。

DVD 極縄 第六章 二宮和香 奈加あきら
二宮和香 ジャケット画像

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