DVD 湯けむり天獄~縄情の宿~四 天縄秋艶編 阿木恵子
人気の「湯けむり」シリーズ。今回は妖艶な阿木恵子さんを責める。わきあいあいとした冒頭。だが一転して縛師・天馬ハルによる本格SM、美しい緊縛世界へ飛ぶ。
スリムな彼女が柱に縛られ、鼻フックで吊られている。ぞくぞくする光景。
美しい顔が醜く歪む。執拗に鼻を責められる。
舌に洗濯バサミをつけて引っ張られる。そして乳首にも。鼻にも。その紐を引っ張って外すのだ。
洗濯バサミは、舌、脇の下なども責めていく。これからもっとキツイことをされるのだと、彼女は覚悟する。
入浴シーンもしっかり。夜が更けていく。彼の愛し方を受け入れることへの期待が高まっていく。
布団の並ぶ和室で浴衣姿の2人の緊縛絵巻。この作品では縛り上げる過程がほぼノーカットで描かれる。同じ時間を共有することになる。縄がきつく締め付けることが、彼の愛の強さなのだ。2人だけの世界。
細い蝋燭をくわえさせて火をつける。溶けた蝋は自らの足を焼く。それにじっと耐える女。
うっかり火を消そうものなら、ビンタが飛ぶ。男は蝋燭を自ら彼女の柔肌に傾けていく。
多くのカップルたちが愛を語り合ったであろう布団。その上で、肉体をもてあそばれる。足を吊り上げられていく。
そして竹笞で叩かれる。軽い愛撫からしだいに力がこもる。厳しい愛の交換に震える体。
ポーズを変えて、平手で何発も股間を叩かれて泣く。
どうも、これぐらいではまだ彼女は本気になれないのかもしれない。さらに厳しく責める。
両足を吊り、股間を剥き出しにする。自分のすべてを見られ、叩かれる。
恥ずかしいポーズで縛られていく。こんな姿を見せられるのは彼にだけ。男はタバコを吸い、ビールを飲みながら彼女を鑑賞する。そして大事なところに、ビール瓶を挿入するのだ。
愛撫というよりは折檻、拷問である。
彼はそれをうれしそうに続ける。彼が悦ぶのだから、彼女は耐える。
全裸となった彼女。手拭いの猿ぐつわ。ここからはさらに厳しい責めとなることを覚悟している。
2人だけの秘かな儀式。動きを確認しながら、縄で絞め上げていく。
吊り下げられた彼女の裸身。闇と夜の静けさの中で、彼女は1人、縄を味わい尽くすのだ。厳しければ厳しいほど、深い愛。深い欲情。
すべてをさらけ出した女の姿。苦悶の表情を楽しむ男。どうぞ、もっと愉しんでください、とけなげに願う女。
だったら、もっと恥ずかしく、悲しく、苦しい姿にしてやろう。たっぷりと味わうことだ。股裂きのように広げられてしまう。
特典映像は、ぱっくり開いたお尻への熱蝋責め。さらに仰向けにして股間を真っ赤に焼きつくし、乳房から、顔、舌までも責めていく。全身を真っ赤にした彼女の姿は壮絶だ。
静かで激しい逢瀬を味わいつくすSM作品だ。文=あんぷらぐど 荒縄工房主宰)
作品紹介中の解説は筆者の主観にて記述しております。
本編とセリフの言い回しが違う場合があります。紹介させて頂いている画像順は、作品とは順番が違う場合があります。