自称Sさんと自称Mさんの特徴はこちらです。緒月月緒

こんにちは。緒月月緒、二回目のブログ更新となります。

更新までに少し時間が空いてしまった理由なのですが、それは今更ながらSMってなんだろって考え出したら一向に納得のいく答えが出ず、私ってば、浅い考えや知識の中でSMをしているのかも…
そんな悩みのドツボに嵌って抜け出せませんでした。

浅いといえば浅いのかなぁ。
私、SMってプライベートでは殆どやらなくて、メインとなるのはSMショーなんです。そんな感じなので、職業M女なんて言われた事もある私がSMを語ってもいいのかしらん?
と、これも少しばかり悩みになっていました。
とはいえ、SMが好きなのは変わりないので、ここにあるのは私個人の想いであり考えであるのだと受け止めて頂けると助かります。

そんなこんなで何を書こうか迷って迷って、今回は私のお仕事柄よく遭遇する方達について書きますね。多分、実際にSMプレイをする人達よりも人口が多いんじゃないかな。【自称Sと自称M】って。

まずは簡単に【自称S】の特徴を挙げてみます。

  • 自分から「俺&私、ドSだから〜」と名乗りがち。そして「ド」を付けてSだと強調する。
  • 相手がMだと分かると、上から目線で「しゃぶって」「乳首舐めて」と命令口調の奉仕プレイをしがち。
  • いきなり叩く(ダントツでお尻)。フェラの最中に相手の頭を抑えイラマチオをさせようとする(無許可)
  • ガシマン(加減を知らない) (※注)ガシマンとは「ガシガシと凄い勢いで手マンする」という風俗隠語
  • やたらと貶す。罵る。例えば「貧乳でごめんなさいと言え」「くそ豚が」など(ただの悪口)
  • 相手が本気でイヤがっている事に気付かない。
  • 信頼関係を築いていない。
  • 初対面で偉そうな態度。
  • やるだけやってアフターケア無し。

初対面で、SMクラブでもなく、お互いの性的嗜好を伝え合わず、出会った瞬間から暴言と暴力を振るっている、たんに性格に問題がある人になっているんですよね、自称Sさんって。

以前、風俗でのお客様にこんな方がいました。

お客様 「月緒ちゃんってMっぽいねー」

月緒 「そうか…痛っ!!(お尻叩かれる)」

お客様 「いいお尻だねぇ(パンッ!!)」

月緒 「ちょっと待って!!痛いってば!!」

お客様 「なんで、嫌いじゃないでしょ?」

月緒 「……(無言でおもいきり太腿を叩いた)」

お客様 「痛っ!!いきなりなに!?」

月緒 「同じことをしたの。私もお客様と同じ気持ちだよ。いつ私が叩いていいって許可出した?」

お客様 「え…?でも、月緒ちゃんってMでしょ?」

月緒 「私を叩いていいのは私が決めたSだけです。許可もなく叩くのは暴力です」

お客様 「SMに許可って必要?それにソフトに叩いたから痛くないでしょ?」

月緒 「痛かったよ。ソフトでも初対面で信頼も何もない人に叩かれて不快しかないです。逆に私に叩かれて嬉しかった?」

お客様 「いや、俺はSだから痛いのはイヤに決まってるじゃん。でもMはSにやられて喜ぶのが普通なんだから、人を選ぶ月緒ちゃんはMじゃないよ」

月緒 「ああああああ、これ見て!!語源、概要からの行為の部分!!(スマホでSMとはで検索して出てきたWikipediaをお客様に見せる)」

お客様 「…SMってこんななの?複雑で面倒くさいな。でも痛いのが好きなら何だっていいじゃん。わがままじゃないの」

月緒 「……てか、ここSMクラブじゃない」
このお客様、俺は悪くないを最後まで通して全く話しにならなかった。自分の非を認めないのも自称Sさんに多いかも。

あと、もうひとつ言葉責め系の自称Sさんの例えを挙げますね。

お客様 「こんなに濡らして悪い子だね」

月緒 「あんあん。恥ずかしいー」

お客様 「悪い子にはお仕置きが必要だ。こっちにお尻を向けて四つん這いになりなさい」

月緒 「はーい」

お客様 「ほら、どうしたらいいのか分かるだろう?(そう言いながら、おめこにおちんぽを擦り付けてくる)」

月緒 「……」

お客様 「恥ずかしがらず、正直になるんだよ(おちんぽを擦り付けてくる)」

月緒 「あんあん。恥ずかしいー」

お客様 「月緒はだめな子だな。ご主人様おちんちんを挿れて下さい、だろ(おちんぽを擦り付ける力が強くなる)」

月緒 「あんあん」

お客様 「これが欲しいんだろう? 恥ずかしくて言えないなら自分から動いて挿れてみなさい」

月緒 「いや、それ無理だから」

お客様 「え?」

月緒 「なんでお仕置きが挿入なの?お仕置きでもなんでもなく、違反だから。うちは本番禁止店」

お客様 「そんな固いことを言っていたら、せっかくの雰囲気が台無しになっちゃうよ」

月緒 「台無しにしているのはお客様です」

お客様 「欲しがっていたじゃない」

月緒 「ないないないないない」

────と、こんな感じで本番禁止店にも関わらず、プレイのどさくさに紛れて挿入に持ち込もうとする方もいます。とっても迷惑なの。

本当の意味でのSとは何かを説明しだすと長くなるし、人それぞれなので、その辺りについてはまた次回にします。

お次は【自称ドM】ですが、これ【マグロ】です。
「あれやって」「これやって」「それやって」と注文ばかりつけて自分からは一切動こうとしない冷凍マグロです。
自分のされたい責めしか受け入れず、人の命令には従いません。
そして、自称ドMがされたい責めは、乳首とアナル(肛門周辺)とおちんぽの三点のみの快楽責めで、あとはイヤがります、怖がります、絶対拒否です。
「僕ドMなので何でもして下さい」と勢いだけは元気なんですけどね。

自称Sと自称Mが共通しているのは、どちらも自分本位ということ。自称SはMを誰からの責めも受けると思い込んでいて、自称Mは人を使ったオナニープレイをしているの。そして、双方どちらも自らドSだドMだと名乗るの。

SMという言葉ばかりが独り歩きをして、安易にSとMに分けてしまうのは、もうしょうがないのかなぁ。それでもこれだけ情報の溢れた今、SMの意味くらいは調べられる筈なんだけど、情報過多だからこそ調べたりしなくなるのかな。

次回は、本来の意味を持ったS様とMさんについて書きます。まだまだ暑い日が続くので、SMプレイ中も水分補給は忘れずにね♪♪

緒月月緒その2
緒月月緒 Twitter
今年で風俗歴23年となる現役風俗嬢で、液体サロンシエスタや都内某所にあるSMバーでも時々働いています。
他に、たまーにエッチな映像に出たり、ちょっとばかりエッチなショーをしたり、SMショーにてM女をしたり…、肌色の多いお仕事をしています。あれやこれやといろいろしているので、一体なにが本業なのかと人に問われたら、ただただシンプルに『脱ぎ屋』だとお答えしています。

灯月いつか DVD「LIPSTICK」作品紹介 

緊縛をメインとしたSM作品、陵辱系作品をつぎつぎと世に送り出し、緊縛ショーのモデルからバンドのヴォーカリスト、演者としてのライブ活動まで幅広い人気を得ている灯月いつか。
そのスタイリッシュな世界を表現したのがこの「LIPSTICK」BONDAGE LIFE VOL.3だ。
音楽もセリフもなく、縄師も登場しない。ひたすら縄をまとい、SM的被虐幻想を表現する姿を堪能しよう。

白基調のワンピース。黒い縄で後ろ手に縛られて吊り下げられている清楚な女性。足はしっかり床についているので危険は少ない。
黙って耐えている。吐息が熱くなっていくのが感じられる。
灯月いつか その1

縄が足されていく。胸の下に。腰から足へ。さらに猿ぐつわ。縛る場面はなく、画面が微かに変わりながら縄だけが増えていく。
耳が赤くなっていく。興奮しているのだ。感じているのだ。
灯月いつか その2

次は黒っぽいワンピ。上半身と腕を白い縄で縛り、吊り下げる。
服のデザインに合わせた縛り。腕の縛り方も特徴的。
足にも縄が足され、腕もより複雑な縛りになっていく。
灯月いつか その3

苦しく締め付けてくる縄を感じる彼女の表情がいい。
白いパンツに包まれた尻が露出される。
灯月いつか その4

 

そしてついにパンツも剥ぎ取られてしまう。こういうプロセスはいいですね。剥ぎ取るシーンはない。シーンが変わるとポーズも変わる。
縄のほとんどを外されて手足は自由。
下半身露出で恥ずかしさにもだえる彼女の姿はかわいい。パイパンだ。オナニーをしているのか。指がもぞもぞとあそこに。気持ちよくなっちゃったんだ。
胸をいじり出し、あえぐ。鼻をつまみあげる。もっといじめて欲しいのか。隠すことのできない肉欲。
指の動きがさらに激しくなる。泣くように逝く。
灯月いつか その6

今度は黒のレオタード、ニーハイでソファーの上で手足を黒い縄で縛られて吊られている。狸縛りだ。ソファーに背が支えられている。体の美しさが引き立つ。
灯月いつか その7

テープ(海外DIDで人気の高いダクトテープであろうか?)で口を塞がれ、手は後ろ手。足を吊られて、逆さ吊り風に。ソファーを使うだけで、こうした難しいポーズも可能になるのだ。実践的。
灯月いつか その8

テーブルで胡座縛り。黒の全身タイツ風のボディストッキング。これは厳しい。あえぐ声が漏れてくる。
灯月いつか その9

イスに座って手足を縛られる。白いスケスケのキャミ。目隠しをされている。何者かに襲われているイメージだ。ああされたり、こうされているところを想像しているのだ。どのようなストーリーを思い描くのだろう。身動きのできない自由。
灯月いつか その10

一転して畳の部屋。黒いスーツ姿で手足を拘束されている。どんなに動いても縄は緩まない。
ヒールを履いている。仕事中に拘束されたみたいなイメージだろうか。
ズボンを脱がされパンストに。黒のパンティがいい
灯月いつか その11

座卓の上に上半身は裸、下半身はパンスト状態で縛られている。この姿もなかなかいい。口を塞ぐテープも効果的だ。
灯月いつか その12

制服姿。ベッドの上での拘束。これも見えない何者かに襲われてしまうシチュエーション。制服が脱がされていく。白いパンティがチラチラというのもいい。
口を塞がれているのだが、パンティも剥ぎ取られて泣き叫ぶ。
いろいろなことをされた後の彼女の姿も余韻がある。
灯月いつか その14

最後は、白い下着姿での立ち縛り。彼女の体をゆっくり眺めながら食事でもしたいところだ。
灯月いつか その13

スタイリッシュな緊縛世界がたっぷり堪能できる。いくらSMが好きだといっても一般的な家やマンションでは吊すことは現実的ではないのだが、この作品は特殊な器具をあまり使うことなく、比較的安全に吊りと似た効果が得られる方法を示してもくれている。
(文=あんぷらぐど 荒縄工房主宰

作品紹介中の解説は筆者の主観にて記述しております。
本編とセリフの言い回しが違う場合があります。紹介させて頂いている画像順は、作品とは順番が違う場合があります。

灯月いつかジャケット画像
出演:灯月いつか 監督:雪村春童。収録97分 S&Mスナイパーレーベル