DVD地獄変 神凪&神楽 作品紹介

神凪×神楽 10周年特別企画DVD 地獄変
緊縛師・故明智伝鬼氏(没年月日 平成17年7月17日)との出会いから緊縛の道をさらに深めていったという神凪氏。その長年のパートナーである神楽さんとの初の映像作品である。

いきなりソファーで着衣のまま厳しく縛られていく。
神凪 地獄変その1

縛りはどんどん厳しくなっていき、下着のまま全身拘束で放置。
このときの神楽さんの声と動きがなかなか素敵だ。こんなに動いてくれるのだ。解けるはずがないのに、がんばってみる彼女。ドアを開けて助けを呼ぼうとするかのような動作。
しかし、緩まない。むしろ肉体をさらに締め付けていく。
縄をかけられてあまり動くと、それだけダメージもあるはず。まるで縄を全身で感じたい衝動にかられているかのよう。
そして失禁してしまう。
神凪 地獄変その2

縄渡り。かわいいパンツを穿いている。ボカシよりはいい。ミシミシと音を立てて擦りつけられていく。自然な反応が楽しい。
ちゃんとやらないとお尻に鞭を入れる。要求はさらに厳しくなっていく。踊るようにあえぐ彼女の肢体。その1点だけで縄を強烈に感じているのだ。
神凪 地獄変その3

鴨居に全裸で吊される。髪の毛を縛られてしまうと姿勢も変えられない。太い竹に跨がらせられる。竹を叩くだけで敏感な股間に響く。そこに電マをあてる。竹がうなる。叫ぶ彼女。
神凪 地獄変その4

座卓に縄で張り付けられる。この姿勢もきつそう。
そこに容赦なく注がれる熱蝋。肌が蝋で赤くなっていく。お尻にダラッと垂らされていくところなど芸術的。顔、口にも垂らす。そして尻に鞭を浴びせる。蝋が飛ぶほどの強さ。
人間ってこんなに小刻みに震えるのだ!
神凪 地獄変その5

立たせて一本鞭。まだ蝋が体に残っている状態。軽い数発、そして重い一発。いつ重いのがくるか、どこに来るか、彼女は怯えながら耐える。乳房にもビシッと。その打撃を彼女が正直に表現する。
神凪 地獄変その6

緋の湯文字姿の彼女。今度も厳しい縄。指まで縛られていく。
苦悶する彼女の表情がすばらしい。オブジェと化していく。 鴨居から吊されていく。
神凪 地獄変その7

そして竹箒のような鞭で打ち据えられる。まさに仕置き。いつ終わるとも知れない厳しい折檻。
神凪 地獄変その8

そして最後は、広い浴室。達磨縛りのまま吊されて、秘部を嬲られる。
神凪 地獄変その9

こんなに苦しいのに、涎を垂らして感じてしまう。そしてここで浣腸。
プラグを入れられてしまう。
我慢させられての排泄。さらに指を入れられて。お腹を押されて何度も排泄させられる。
最後は風呂に入れられて、微笑む彼女。ここまでしないと満足できない体になってしまったのだろうか。
神凪 地獄変その10

冒頭から息つく間がないほどの緊張感と厳しい縛り。そしてそれに応える神楽さんをたっぷり堪能できる。前半は緊縛と彼女の表情を楽しみ、後半の蝋燭・一本鞭あたりからは、いっきに過酷な責めの世界をディープに楽しむことができた。
世界各地に絶大な支持者を持つ緊縛師・神凪と伝説のSM女優神楽。結成10周年記念で初の映像作品とのこと。この二人にしか出来ない貴重な、妥協なしのSMドキュメントだ。(文=あんぷらぐど 荒縄工房主宰

あんぷらぐど 荒縄工房主宰
1970年代からのSM小説を読み、書き。「仲ゆうじ」などのペンネームで「SMセレクト」などに小説を執筆。未発表作、新作などを随時、荒縄工房より発表中。

作品紹介中の解説は筆者の主観にて記述しております。
本編とセリフの言い回しが違う場合があります。紹介させて頂いている画像順は、作品とは順番が違う場合があります。

神凪 地獄変ジャケット画像